和食の食材・道具・食材の切り方・作り方・レシピを紹介します。

串焼きや串かつを頂く時のマナー

大阪和食ファミレス

屋台などで気軽に食べられる串焼きや串かつですが、あなたは食べる時に串に刺さったまま口に運びますか?それとも、お箸で一つずつ串から抜いてから食べますか?実はこれらはどちらも正解なのです。でもどの時はどちらの方法で食べればいいのかなど疑問を持たれたかもしれませんね。こちらでは、串焼きや串かつをいただく時の基本マナーについてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

目次

お店の形態によって食べ方を変えよう

串焼きや串かつをいただく時に串のまま食べてもいいのかどうか迷った時は、そのお店はどのような雰囲気でどのような形態のお店なのかをみてみましょう。串焼きのお店には、大衆居酒屋や立ち飲み屋さんがありますし、逆に高級料理店もあります。大衆居酒屋など気軽に入れるお店の場合、基本的には「気楽に食べて楽しむ」のがマナーとなります。もしあなたが立ち飲み屋に行ってマナーを気にしながら食べないといけないと思ったら、そのお店に行けば疲れてしまうので行きたくないと感じると思います。このように、気楽にお酒と串を楽しむ雰囲気のお店では、マナーを気にせずに食べたい方法で食べる、つまり串についた具材はそのまま口に運んで食べるということで大丈夫なのです。

反対に高級料理店で串焼きを頂く場合は、日本料理店でするようにマナーに気をつける必要があります。このようなお店は、礼儀を重んじるあらたまった雰囲気であることが多く、その場の雰囲気を壊さないためや周りのお客さまに配慮することが大切です。高級店の場合は、少し面倒だと思っても串から具材を取ってお箸で頂くことを心がけましょう。こうすることでより上品で丁寧な印象となります。

串から具材を上手に取って食べる方法

では次に串から具材を上手に取って食べるにはどのようにすればいいのかを説明します。一番大切なポイントは、串から抜くのはその時に食べる分だけ取るということです。面倒くさいから串に刺さっているものを全部まとめて取ってしまおうとしがちですが、これはあまり美しい所作ではありません。串の先についた具材をお箸を使いながら一口分ずつ抜き取っていただくようにしましょう。

とはいえ、串からうまく抜くことができない場合もあると思います。そんな時は、抜く時は串の部分をくるくると回しながらお箸で具材を抜くようにしてみましょう。また、串先を皿の上に押さえつけて抜くようにすると安定してこぼしてしまうのを防ぐことができます。特に鶏肉などの肉類や冷めてしまったものは外れにくい場合が多いので、この方法で試してみてください。

最後に気をつけたいポイントは抜いた串の置き場所です。お皿の上に置いたままにするよりも、串を入れる串入れが用意されていると思いますのでその中に入れるようにしましょう。

串焼きや串かつのつけダレのつけ方のマナー

串焼きにはもともと味付けがされているものもありますので、そのまま何もつけずにいただくものもありますが、中には七味やソースなどのタレをつける場合もあります。この時に注意したいのは、特に串焼きの場合は具材に直接調味料をつけないということです。例えば、七味を串焼きにつけたい場合は、お皿に七味をふってからそこに具材をつけて食べるようにします。しかし、料理を最初にいただく時は、何も付けずにそのままの味を楽しむということが料理人への心配りとなります。最初からタレや七味を漬けるのではなく、まずは何も付けていない出来立ての味を楽しむようにしましょう。ちなみに、串かつの場合は気にせずにソースにつけて食べても大丈夫です。

最低限のマナーを守って串焼きや串かつを楽しもう

いかがでしたか?串焼きや串かつを食べるときは決まったマナーがあるというよりかは、どのようなお店で食べるのかということでどのようにして食べるのが最適なのかを判断して振る舞うことが最も大切です。そのお店の雰囲気に合わせて串のまま口に運ぶのか、串から抜き取るのかを判断してみてください。とはいえ、お食事の基本は楽しむことです。あまり緊張してしまうとせっかくの料理の味が半減してしまいます。まずはマナーを頭の片隅に入れてできるところから少しずつやってみるというスタンスでお食事を楽しんでくださいね。

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