和食の食材・道具・食材の切り方・作り方・レシピを紹介します。

みじん切りと粗みじん切りの違い

おせち料理
みじん切りと聞くと、なかなか細かく均等ににきざむことが大変で、「私はみじん切りが苦手だわ」という人が多いのではないでしょうか。実は、みじん切りには「ごくみじん切り」が1~2ミリ角、「みじん切り」は2~3ミリ角、「粗みじん切り」は3~4ミリ角の3種類があります。使う目的や料理の種類により使いわけることで、何が何でも細かく刻む必要がなくなります。 例えば、たまねぎ・しょうが・長ねぎをみじん切りにする場合は、香りを出す目的で使う場合ではみじん切りを使用し、他の野菜に混ぜ込んで調理するような場合は粗みじん切りを使うなど、その使用方法も変わってきます。この記事ではみじん切りと粗みじん切りの違いについて詳しくご紹介いたします。

目次

和食の食材のみじん切りとは~長ねぎの場合

調理によく使われるみじん切りといえば、主に、たまねぎや長ねぎ、しょうが、みょうが、などが代表的ですが、他と比べると長ねぎはより細かな1~2ミリのごくみじん切りを作ることが出来ます。長ねぎは、用途が広く、日本では古くから薬味として、生臭みを消したり、香りや味のアクセントに用いられたり、一般家庭でもよく使われる和食の食材です。 みじん切りの例:長ねぎ 長ねぎは、洗ったねぎをまな板の上におき、切り落とさないように深めのジャバラに切り込みを入れます。包丁をねぎに対して左斜めに2~3ミリ幅【細かく入れるとごくみじん切りになり、あらく入れると粗みじん切りになります】3/4の深さに切り込みを入れます。次に切り目が下になるようにねぎを回わしながら、同じ角度で同じように切り込みをまんべんなくいれ、端から切っていきます。 簡単:ねぎ油を作りストックしておく 長ねぎは、油と相性が良く、長ねぎの香りが移った油は癒しさえ感じるいい香りです。長ねぎの粗みじんを適当量の熱した油にいれ、弱火でじっくり香を出していきます。香りのいいねぎ油(香味油)を作っておくと、素材の臭みけしや香りづけにすぐに使えて便利です。炒めものやラーメン香味ソース、焼き飯、餃子など、あらゆる料理に使えて便利です。 みじん切りを使用した料理例:つくね つくねとは、こねて丸めるといった意味をもち、鶏肉につなぎや調味料を加えてねり、団子状や棒状に成形したものをいい、あくまでも、調理してあるものを指します。調理していないものはつくねとはいいません。

和食の食材のみじん切りとは~たまねぎの場合

たまねぎも長ねぎと同様、切りこみの幅を細かく入れると、ごくみじん切りになり粗く入れると粗みじんになります。たまねぎは、アリシンを多く含み、血液をサラサラにする効果があることでよく知られています。 甘味があり、ドレッシングやハンバーグ、スープ、焼き飯、オムライスなど、他の素材と合わせて使うことがおおい食材です。多めにみじん切りを作ったら、適量を平たくラップに包んで冷凍して保存しておくと、いつでも使いたいときに使えて便利です。 みじん切りの例:たまねぎ たまねぎを半分に切り、根が付いていた方を切り落とさないように、つなげたまま、縦に切れ目を入れます。さらに、包丁をまな板と平行にして、2~3か所切り込みを入れ入れて、片手でたまねぎの側面を軽く押さえながらみじん切りに切っていきます。 簡単:手作りオニオンドレッシングをストックしておく トマト、から揚げ、焼き魚、などにかけて食べられ、作り置きしておくと便利です。醤油、みりん、酢、砂糖、オリーブオイル、ゴマ油、たまねぎごくみじん切り、お好みで、こしょうを適量混ぜて、ドレッシングを作ります。1~2日置いた方がまろやかでおいしくなります。

和食の食材のみじん切りまとめ

長ねぎやたまねぎの強烈な香りは、アリシンという成分で、血行を良くして、ビタミンB1の吸収をたすけるとともに、疲労回復の効果があるなど、健康には欠かせない和食の食材で知られています。また、たまねぎを切ると必ずといっていいくらい目が痛くなりますよね。下記に対処法のポイントを挙げました。涙を流したくない人は是非試してみて下さい。 ◎切る前に玉ねぎを冷やしておく。 ◎包丁や玉ねぎの切り口を水で濡らしておく。 ◎よく切れる包丁を使う。 みじん切りについてご説明してきましたが、みじん切りを使い分けるポイントとしては、薬味などに使う場合は口当たりの良いみじん切りに、他の食材に混ぜ込んで調理するような場合は、粗みじん切りを使うのがポイントになります。

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